共働き夫婦vs少年サッカー

共働き夫婦による、小学生(5年生)のサッカー生活との格闘の日々を綴ったブログです。

【サッカーポジション】点をとりたければ走れ!フォワード少年!

こんにちは、ジョーンです。

第41回 フォワードって点取り屋みたいなイメージですが、少年サッカーにおいては他の役割の方が強いような気がします。

今回は、フォワードになりたいならこういう部分を頑張れってお話です。

 

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ボクサー犬です。顔がボールを必死で追いかける子どもみたいです。

 

日本人のフォワードといえば?

私は大迫勇也選手です。彼ほど何でも器用にできるフォワードは少ないと思います。

まず、相手を背負ったプレーが得意ですね。高校選手権の時は「大迫ターン」なんて名前のターンを使いこなし、相手を背負ってからくるっと反転して相手をかわし、シュートにもっていくプレーが注目されていました。他にも少し下がって受けて、ボールを運ぶドリブルもできますし、サイドに流れてからのクロスも上手です。ミドルシュートもいいですし、ロシアワールドカップではヘディングでもゴールを決めていました。

正にオールラウンドのフォワードだと思います。

アントラーズに入団した時は、高校選手権得点王の肩書を引っさげて鳴り物入りで入りましたが、最初の1,2年は苦労していたと記憶しています。アントラーズはどのポジションでも現役代表や元代表の選手が揃っていましたから、高卒の選手がすぐにレギュラーを奪えるほどぬるくはなかったのでしょう。

監督がジョルジーニョになった頃からだったと思いますが、完全に覚醒しました。得意のポストプレーでは全く相手に奪われる気配がなくなり、ミドルシュートやワンタッチでのゴールの場面をたくさん見せてくれました。特に、元川崎フロンターレジュニーニョとのコンビがよかったです。

でも、アントラーズって、超高校級の選手が選んでくれることが多いですけど、3年から5年ぐらいで育って試合で活躍しだすと、みんな海外に行っちゃうんですよね・・・

大迫、柴崎、昌子、植田・・・カイオ・・・みんな戻ってきておくれ・・・

 

スミマセン、アントラーズの話ばかりになってしまいました。

 

フォワードって?

3-3-1のシステムでいうと、「1」の部分ですね。一番ゴールに近いポジションです。

フォワードっていうと、ゴールに一番近い位置にいますから、点取り屋みたいなイメージがあるかもしれません。実際私も少年サッカーを見るまではそういう印象でした。

でもこれまで見てきた中で、少年サッカーにおいてのフォワードには、多くの役割を求められることに驚きました。

サッカー始めたばかりの子や、試合に始めて出る子はフォワードで出場することが多いということは以前書いたと思います。↓↓

www.seed3.work

ですが、高学年にもなりますと、始めて試合に出る子とか試合にあまり慣れていない子は少なくなりますので、役割が与えられます。

例えば、サイドに流れてボールを受けてキープし、味方の上りを待って上がってきた選手に落とすプレー、相手を背負ってパスを受けるポストプレー、そしてなによりファーストディフェンダーとして相手ディフェンダーやキーパーにプレッシャーをかけ、パスコースを限定するなどです。

もちろんゴール前に走りこんで得点を奪うことも求められますが、最前線でボールを待つだけではダメだということですね。

少年サッカーでは以上のように、多くのことがFWに求められます。中でも特に相手ディフェンスを追いかけまわす走力が必要だと私は感じています。

強いチームって、前線からのディフェンスが強力です。中盤の選手がボールを持つと、相手のフォワードが全速力でその子に近づき、味方と挟み込んでボールを奪います。フォワードがいる位置でボールを奪えれば、ゴールは目の前ですから得点の大チャンスとなります。

また、ボールを持つディフェンダーにプレッシャーをかけることにより、ディフェンダーはパスを出す方向が限定され、パスが出た先でパスカットがしやすくなったり、トラップ際を狙いやすくなったりします。

そうすると、ゴールに近い場所でボールを奪いやすくなりますから、得点のチャンスが増えるわけですね。

このように、フォワードには走ってプレッシャーをかける役割が求められますので、全力で何回も何回もプレッシャーをかけに行ける走力が必須だと考えています。

ですからフォワードには、自分が点を獲る意欲が強く、そのためなら走って走って走り回れる子が向いているということです。

 

ディフェンダー同士は距離が遠くなることが多く、その間をパスで繋がれ、それを追いかけ回すとなると、長い距離をダッシュしなければならないので、非常にキツいと思います。

ジョン也がフォワードやったときも「めっちゃキツイ。できればフォワードやりたくない。」と言ってましたし、試合後は本当にヘトヘトになってました。

 

我が子にフォワードをやらせてたくさん点を取ってほしいと思っている方は、実はフォワードって大変なんだよということをわかって頂ければと思います。

また、子どもには、フォワードやりたいなら走りきる力をつけようねと教えてあげてくださいね。

 

 

妻)自分の子が点取ると、私たちも嬉しいもんね。でもそんなに走らなきゃいけないなら、私が子どもだったら絶対フォワードはやらないけど。

 

・・・いや、そもそもあなたどんなスポーツもやらないよね?

でもフォワードのそのプレッシャーはすごく重要で、あるのとないのとでは大違いなんですよね。

全国のフォワード少年たちには頑張ってもらいたいです。

 

ではまた明日!